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 ベラ衝撃の映像記録
このレポートは、WOODY 82−II VELA DE ESPERANZAの台風16号による被災から修復・進水の記録です。
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 フローティングショー日記

9/30〜10/2に開催された第10回 横浜フローティングヨットショーへのWOODYヨット出展を記念して会場の様子をブログにてお届け。


蘇れ VELA DE ESPERANZA 2
 
 

このレポートはVELA DE ESPERANZAの被災から修復・進水の記録です。


海底に水没したVELA DE ESPERANZA

2004年8月30日 愛媛県松山市の松山観光港沖にある輿呉島(ごうごしま:フェリー10分)に係留されていたWOODY82-IIのVELA DE ESPERANZAが台風16号の暴風の影響により被災し、左舷側4分の3に損傷を受けるという大きな被災にあいました。

このレポートはVELA DE ESPERANZAの被災から修復・進水の記録です。

蘇れ VELA DE ESPERANZA 1 を読む

9月2日 いよいよベラの引き上げ作業開始。


船内は人ひとりも入れないほど浮遊物が散乱し、まず浮遊物の撤去を行いました。
ソファーは小さなものでも移動するのも大変な重量になっていました。

ベラを浮上させる浮力を持たせるため、浮力材としてエアーベットを船内に入れ、空気を送り込みます。
設備のないところだったので発電機とコンプレッサーを現地に運び込みました。

キャビンデッキまで浮上したベラ。

堤防は船内から引き上げた備品でいっぱいです。作業を見守るオーナー婦人。

サイドデッキまでは浮上しましたが、船内には浮力用のエアーマットを入れるスペースがすでになく、サイドデッキまでの浮上で曳航することにしました。

両舷から曳航船で挟み込むため、サイドデッキ上のコーミングに防舷材を設置しました。



曳航のため不要なフロートを整理しました。

バウスプリットにはバウ沈を防ぐため2個のフロートを取り付けました。

両舷に曳航船を並べ、しっかりとロープで固定しました。
上架する場所(対岸の松山観光港の荷揚げ場)まで5ノットのスピードで約1時間。
途中、潮の流れも早く最大1.5mの波の中完全にサイドデッキ下水没の状態で運びました。
船内とコクピットに水中ポンプを設置し排水をしながらの曳航となりました。

続く

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