このレポートはVELA DE ESPERANZAの被災から修復・進水の記録です。
海底に水没したVELA DE ESPERANZA
2004年8月30日 愛媛県松山市の松山観光港沖にある輿呉島(ごうごしま:フェリー10分)に係留されていたWOODY82-IIのVELA DE ESPERANZAが台風16号の暴風の影響により被災し、左舷側4分の3に損傷を受けるという大きな被災にあいました。
このレポートはVELA DE ESPERANZAの被災から修復・進水の記録です。
エンジンの取り外し、この時点ではセールドライブはそのまま残しています。
セールドライブの左舷側にも大きな穴が開いています。見た目には小さな破損でしたが、撤去していくとかなり大きな損傷でした。
ギャレー部分を全て撤去しました。フレームは完全に破損しています。残っているフレームはこれから撤去します。
修復で使用が不可能な部材は全て撤去します。そのため船体の横には人一人が十分通れる大きな穴となりました。
いびつに変形した船体を元の綺麗な流線型にするため、外側に仮のフレームを取り付けます。フレームの形状は右舷側で計測し左舷側を合わせます。これにより角張っていた船体が綺麗な流線型になりました。
続く |