常に進化するWOODYヨットはさらに進化します。

今まで離岸と着岸で苦労の経験の無い方は居られないと思います。

バウスラスターにより方向転換や着岸時に助けに成ると思われている方が多く、最近大型ヨットに付けられている艇も多く見られますが、実際は横風20ノットを越え、艇のスピードが3ノットを越えると全くスラスターとしての働きは出来無いのです。

理由は簡単で艇が前か後ろに移動していると、進行方向に対して直角になるスラスター内には水が入ってきません。

今までにも何度もフローティングなどで、離岸と着岸がもっと楽に出来ないかと、色々な方から聞かれます。

小型艇であっても、船体の接水深さが浅くても、このツインエンジンにより離岸と着岸を思い通りにさせて貰えます。

模型による入念な試験により、実艇の建造をいよいよ開始します。

ヨットマンの世界にも高齢化の波は避けようもなく、離岸と着岸の問題さえ解決されれば、操船の問題は殆ど解決されます。

船外機用のモータードライブをセールドライブに改造して取り付けました。

水槽試験により桟橋に吸い付き、その場で360度回転します。

スクリューは左右逆転になります。

実艇の船体は既に出来上がり、来年から進水を目指して建造されます。