東京湾マリーナです。

10日朝に夜行バスで大阪から東京へ行き、午前8時30分東京湾マリーナを出港。 メンテナンスのため回航です。

出航して東京湾は風も波も全くなく、ルンルン回航の始まりです。

三浦半島を見て、東京湾からさようならです。

予定を突然に4日ほど早くしたため時間が無く、食料の用意をしていなかったので、三崎港のフイッシャリーナへ寄りました。

これで大阪の浜寺に着くまで、陸とはさようならです。

1時半に出航しました。

コースは伊豆半島沖を通り、串本まで一直線に進みます。

またもや食事です。? 三崎で手に入れたマグロをたっぷり使ったマグロどんぶりとマグロのたたき。

サラダはトマトスライスとキュウリです。

海もまだまだ穏やかで、船内でいただきました。

レーダーを設置していますので、見張りでのワッチはレーダー君にお任せです。

伊豆半島下田港を過ぎて、いきなりの恐怖。

左後ろから追い越していく本船とニヤミスです。? 全く相手はワッチしていなく、20mは離れていなかったでしょう。

その直ぐ後に今度は正面からきた艇が先ほど以上に左舷を通過していきます。

2度とも此方が待避行動を取りましたが、海難事故が続いているにも関わらず、ひどい艇も有るものです。

2艇共にライトで合図しましたが、全く艦橋からの反応は有りませんでした。

 

伊豆を過ぎてからの数時間後には、これからの24時間の地獄を予想させる海域へと変化します。

最初の写真とこの2枚は海況が少し落ち着いてからの写真です。

この写真でも波はビミニトップを遙かに越えていますが、風は40ノットを下回ることはなく、最大46ノットで、波は4.5m有ったと思います。? 最初はインナージブを使っていましたが、ジェノアを1/2にして走りきりましたが、串本を回りきるまで、真ランの波と真後ろからの風と、艇を安定して走らせるには最悪の条件と成りました。

ただ、艇速も8ノットから最大14.6ノットと有ったおかげで、その艇速分風は弱く当たりますから、コクピットでは余り風を感じません。

オートパイロットも良く働いてくれたのですが、途中からベルトが滑り初め、串本手前からはティラーを握ることになります。

手にまめが出来るティラーも初めて経験することになりました。

どんな海況で有れ、 食事を作るのが私の鉄則で、2日目のお昼と夜はキムチ鍋ウドンにしましたが、鍋から出しての写真撮影は不可能な状況で、船内は体を固定しないと、徒然大きく横に振られます。

荷物が散乱している船内。 片づける事は不可能で、このまま日ノ御碕まで整理はお預けなのですが、実際はもっとひどい状況に成りました。

真夜中の10時ぐらいから3時まで串本回りの嵐の中を突っ切ることになりますが、串本沖は逆潮が強く、風と波は真後ろからで、おかげで艇速は5ノットを下回ることが無く回ります。

安全のため大島からは10マイル離して回り込んだのですが、真っ暗闇で殆ど波は視認しにくかったのですが、高い波は6m近くは有ったようで、突然艇がサーフィングを初め、両手でティラーを引かないと艇が安定しない状態が何度も続きます。

それでも3度スターンが滑り、コクピットに海水の固まりが打ち込む事になりますが、噴水の如く打ち込む波はハードドジャーを越える高さで打ち込んできます。? ただ打ち込む位置はコクピットの真ん中から後ろ側で、コーミング背もたれを越えてきます。

これがラット仕様の艇ならコントロールは不可能でしょうが、ティラーは瞬時に左右に大きく切ることが出来ますので、乗り切れます。

艇は勿論WOODYですから、オーナーも私も全くの不安はなく、その波の中オーナーさんはウトウト。

串本を回りきったのですが、未だ波も風も強く、風は真後ろからアビームに成ってきましたので、しばらくはそのままティラーを握ることになります。

ランニングの航行は左右に大きくローリングが起こります。

特にリーヘルム側の押し出すティラーは大変疲れます。

大きいときには左右40度の80度ローリングすることになります。

このティラー捌きは経験しないとなかなか艇を安定させて走らせられないのですが、普通の2倍の切り角とスピードに+力も要ります。?? WOODYヨットで無かったら回航は日を改めてにしていたでしょう。

夜が明け穏やかになった海面での朝食は久しぶりにコクピットでいただきます。

冷蔵庫から飛び出した卵の残りをゆで卵にし、オリーブオイルとニンニクを使ったブリスケッタ風食パンは、昨日までの嵐を忘れさせてくれます。

和歌山沖で今回最期の食事になる昼食は野菜カレーです。

12時半に加太瀬戸を通過し、午後4時長-い回航は無事終了です。

大阪湾は東京湾と全く一緒の、波無し風無しでした。

疲れ切っているはずなんですが、数時間後にこうしてHPを更新しているのには理由があります。

普段より遙かに睡眠をとらせていただいたからで、残ったのは筋肉痛でしょうか。